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学生からのメッセージ


舟橋旦矩 大学院大学院博士前期課程1年次生
光情報工学研究室(粟辻 安浩准教授)


迫力あるホログラフィーという技術に魅せられて。
 電子工学を学ぶきっかけは、小学生の頃に通っていた電子工作教室で、センサにより障害物を避けながら走るラジコンカーを見たこと。直進しかできないミニ四駆で遊んでいた当時の私にとって、壁や障害物を車自体が認識し曲がる様子は衝撃的でした。高校進学の時点で電子工学の道へ。さらに専門的で実践的な技術を学びたくて大学へ進学しました。光情報工学研究室を志望したのは、初めて訪れた時、研究成果に圧倒的なインパクトを感じたから。SF映画に登場するような美しさと迫力があるホログラフィーという技術に魅せられました。
光の研究で世界初の記録・観察を持つ研究室で学ぶ。
 理論によって、この世の中で一番速いと言われる光の動きをスローモーション、しかも3次元動画(4次元画像)で見ることができます。光ファイバーなどの通信分野、バイオ・医療分野におけるレーザー利用技術の土台となる革新的技術です。研究室ではこれまでに、様々な光の動きを世界で初めて記録・観察することに成功しました。私も現在、光の特徴的な動きを撮影するための実験を続けています。学生は普段、熱心に勉強していますが、研究室は決して堅苦しくなく、良い雰囲気です。趣味や旅行のことなどもわきあいあいと話しますし、お茶会の時間まであります。メリハリがあるのも、この研究室の魅力です。
2014年度版 大学案内より

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角夏乃 大学院大学院博士前期課程1年次生
光エレクトロニクス研究室


生活をより便利に。
LEDを使って情報を発信。

 私は現在、LEDを用いて、見える光で通信を行う研究に取り組んでいます。この研究が実現すれば、LED照明や信号機、ディスプレイなど光っているものすべてから情報を発信することができるようになります。例えば、信号機から携帯電話に交通情報を発信できたり、テレビから番組情報を発信でき たりといったことが可能です。生活を少し便利にできる、身近な新サービスを作り出せるということに魅力を感じ、この研究テーマを選びました。また、以前から芸術分野にも興味があり、カラフルな光の色は感覚に訴える部分もあるので、大変この研究テーマを気に入っています。
 研究室ではチームで研究を行い、週に一度はチームと教授とで報告会をしています。自分とは違う視点の方の意見になってからは日々の研究がより充実したものとなっています。この研究室で得た経験は就職活動の際にも大いに役立ち、今後の社会生活でも活きると感じています。

2014年度版 大学院案内より

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間野純平 大学院大学院博士前期課程2年次生
電子物性工学研究室


医療分野で活躍し、
命を救う手助けができるように。

 大気圧プラズマ滅菌が私の研究テーマです。現在、有害な物質を用いず、低温下において高速に滅菌処理ができる新しい方法として、大気圧プラズマ滅菌に期待が寄せられています。これまでの研究でプラズマ照射により滅菌が可能であることは知られていますが、その詳細な殺菌機構はまだ解明されていません。そこで、この殺菌機構を解明することを目的として研究を行っています。
 学部4回生の時、工学部の私でも医療分野で活躍でき、人の命を救う手助けができることを知り、この研究室・研究テーマを選びました。専門である電子の知識だけでなく、生物の知識も必要となるため苦労することも多々ありますが、文献を読んだり、教授にアドバイスをいただいたりすることで乗り越えています。この研究を通し、さらに医療分野で活躍したいという思いが強くなり、就職活動では医療機器メーカーに絞って面接を受け、内定をいただきました。就職後は患者様のニーズに応えられるような医療を実現し、社会に貢献していきたいと考えています。

2014年度版 大学院案内より

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<就職内定者のメッセージ>


伊藤 誠也:ニチユ三菱フォークリフト株式会社へ就職内定

 幅広い知識を獲得し、世界観を広げ、自己を表現することが私の喜びです。中でも人間が人間たる文明を支えるエレクトロニクス。小さな素子達の織り成す美しい囁き声に幼いころから憧れを抱いて育ちました。その私にとって本専攻及び、所属する光情報工学研究室は理想の環境です。
 本専攻では主体的に独創性を持ってしてエレクトロニクスの基礎から応用までを幅広く学びました。その中で自分に何が成せるのか、思い悩む日は少なくありませんでした。そんなある日、私は「ホログラム」を研究する本研究室と出会いました。
 「ホログラム」とは完全な3次元像を記録・再生できる技術です。その未来の香りと感触に、私は心を奪われました。私の研究テーマはその「ホログラム」を駆使し、今まで誰も観察できなかった現象を捉える事です。培ってきた光学・エレクトロニクスの知識を総動員することで、「超短光パルス伝播」のディジタル動画像記録に成功できました。3年間の研究活動を通し、その先端性に触れた経験は、自らの証を示すための足掛かりとなっただけでなく、人間の明るい未来を仄めかすしっかりとした感触とも感じ取れました。
 社会人となった後も、この培った姿勢とセンスを忘れること無く、自らを切磋琢磨し、社会を「あっ!」と言わせることが出来る人物になりたいと切に願っています。

2014年度版 「就職内定者のメッセージ」求人のための大学案内より抜粋