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教員からのメッセージ

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講義や少人数ゼミで基礎を育み、
実験で実践力を鍛える。


 本課程では、講義、演習、実験を相互に関連させた体系的な教育研究を行っています。1年次で、数学、力学、電磁気学、電気回路、数理計算、プログラミングといった、電子システム工学の基礎を重点的に学びます。ユニークな授業としては、演習形式の「電子システム工学セミナー」が挙げられます。そこでは少人数グループで各研究室を訪問し、教員と直接討論することで最先端の研究にいち早く触れることができます。
 2年次以降には「回路・信号処理」「電磁気・光通信」「物性・デバイス」「情報、制御」の4群からなる課程専門科目を、それぞれの科目間を密接に関連させながら系統的に学んでいき
ます。また、「電子システム工学実験」や演習を通して、さまざまな対象を数量的に扱える能力や、問題解決のための手法を自ら準備できる能力、さらに工学文書の作成能力とその内容を発表するプレゼンテーション能力を培っていきます。そして4年次に各研究室に分かれ、それまでの学びの集大成となる卒業研究に取り組みます。

人と地球環境のより良い未来のために、
新しい「何か」を創り出す。


 テレビを見たり、パソコンやスマートフォンでインターネットやメールを楽しんだり、あるいは時間通りにやってくる電車に乗ったり。私たちの日常生活に深くかかわるモノやシステムは、エレクトロニクス分野の多くの技術、すなわち電子システム工学の技術に支えられているといっても過言ではないでしょう。その弛まぬ進歩は、私たちの暮らしをより便利なものへと進化させてきました。
 今後、電子システム工学に強く求められるのは、便利な暮らしを環境負荷がより小さいエネルギーで支えるための技術の実現といえるでしょう。たとえば、太陽電池から効率よく電力を得るための技術、新たなエネルギー源として期待される核融合プラズマ技術、低電力で送信可能な通信技術などの研究が本課程でも進められています。また、製造過程で環境への負荷が小さい、有機材料を用いた発光デバイスに関する研究なども活発に行なわれています。人間社会に役立ち、地球環境に優しい。電子システム工学は、そんな新しい「何か」を生み出すための学びなのです。

大柴小枝子 (光エレクトロニクス工学)


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最先端装置を使って、新規の光技術と画像技術を研究・開発。

光の伝達をスローモーション、しかも3次元動画(4次元画像)で記録・観察する研究や、高速動画像計測装置の研究・開発などを行っています。本学には、世界有数の高出力超短パルスレーザーを始めとする多種にわたるレーザー、世界最高速の高速度カメラ、光学部品の数々、顕微鏡などがそろっているので、これらを思う存分に使って研究に取り組めます。また、学生は自主的に勉強会を実施。お互い刺激を受けることができ、リーダーとしての力も身につけられます。将来は、自分が誇れるものを世に送り出し、日本のみならず世界を幸せにできる技術者、研究者になることを期待しています。

粟辻 安浩 (光情報工学研究室)
2014年度版 大学案内より

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<就職担当教員から>



 電子情報工学専攻からの組織再編以来、2014年度に電子システム工学専攻は第8期の修了生を、また電子システム工学課程は第6期の卒業生を、それぞれ世に送り出すことになります。これまでの企業の採用担当者諸氏のご理解と卒業生諸氏のご努力のおかげで就職は順調に推移しております。改めて感謝申し上げます。
 近年、本専攻の基盤となる学部課程の教育プログラムの評価を外部有識者の先生方にお願いし、高い評価を得ることができました。このような学部教育に加えて、大学院ではさらに研究活動を通して個別知識の総合化、研究方法論の習得を目指しています。大学で培った基礎的な力をもとに、技術者として大きく成長する可能性をもつ学生ですので、採用にあたっては引き続きよろしくお願い申し上げます。

裏升吾 (就職担当教員)
2014年度版 求人のための大学案内より抜粋